バチ抜け終盤戦

たいパパ

2009年06月17日 03:36



大阪湾のバチ抜けシーズンもいよいよ終盤に差し掛かり、バチ抜け終了後の釣行予定も気になり始めた。

しかし、このまま他の魚へ移行するのを少し躊躇している自分がいた。





「今の釣りに納得しているのか?」





最近少しシーバスと戯れる機会が多くなったせいか「あの頃の自分」を想い出す事が多くなった。






「1匹の魚と、どう関わるか?」






当時の自分はスポーツザウルスに多大な影響を受けていた為、いつもこのテーマを追及していた。

しかし20代中頃の自分は魚との関わり方を大きく勘違いしていた・・・・・

サイズのみにこだわり、釣り場に通い詰めたあの頃・・・・・・・

釣りと言う行為に対し遊びや趣味という範疇を超えて、何か宗教に取り憑かれたかの様に

色々なものを犠牲にしてまでロッドを振った。

それだけならまだしも小さい魚が釣れれば舌打ちをする・・・・・

今から思うと最低な釣り人だった・・・・・



そんな昔の事を想い出しながら先週と同じポイントへ釣行した。

日中は真夏を思わせる様な汗ばむ陽気であるが日が落ちると風がある為、それほど不快には感じなかった。




カーム80をアップクロスにキャストし、ラインがU字を描く・・・・・

弛んだラインを巻き取りつつルアーをターンさせ、ポイントである流れのヨレに対しゆっくりルアーを押し当てていく・・・・・



反応はない・・・・・

バチ抜けは終わってしまったのだろうか・・・・?

ルアーやカラーをローテーションしてレンジを上げたり下げたりしながら探っていく・・・・




気が付くと3時間が経過していた。今日はだめなのか・・・・?

半ば諦めかけた気持ちで常夜灯の下まで来た時、一匹の大きなゴカイがウネウネと水面を泳ぐのを見た。

その時なぜか釣れると確信した。でも・・・・・

にょろにょろ125を手にして自問自答した・・・・・・



「今の釣りに納得しているのか?」

「そのルアーで納得できるのか?」





結果が出なくても自分が納得する釣り・・・・

納得出来なくても結果を出す釣り・・・・・

どちらが良いか、また答えは出なかった。



最近はサイズを気にする事は少なくなった。小さい魚でも良いと言う訳ではない。

大きい魚の方が当然嬉しいに決まっている。

ただ逆に、こだわりも度が過ぎると自分の視野を狭くしカッコ悪く見える。

今は以前とは違い気楽に釣りと接する事が出来ている。


「これでいいのか・・・・・・な?」


ロッドティップを水中まで引き込ませる元気なシーバス。

レバーブレーキでいなしながら丁寧にネットでランディング。



最近は釣りをすればするほど下手になっていくと感じる・・・・・

そのかわり「楽しみ方」は少しはうまくなったのかなと思ったりします。



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